柏原ものづくり連合、猛暑に挑む!―企業4社の熱中症対策工場見学会
柏原の企業4社+行政で“真夏の暑さ対策”を本気で学び合う
この夏、柏原市内の4社がタッグを組み、テーマを「熱中症対策」に絞った“相互工場見学会”を実施しました。
富士電線工業・岡村製油・ミハナ製作所・大和板紙、そして柏原市役所様と柏原商工会様。
業種も歴史もバラバラなメンバーが、真夏の工場で(そしてちょっと秋風が吹く頃にも)、「どうすればもっと快適に働けるか」を真剣に、そして楽しく語り合いました。
■第1回:富士電線工業株式会社
初回は富士電線工業さん。
工場に着いてまず案内されたのが——まさかの「マッサージチェア付き休憩室」。
「え、ここラウンジ?」「住みつきたい…」
見学者全員がざわつきました(笑)。
そして会社入口近くでは手塩にかけて育てた鯉が鑑賞が!!
暑さ対策と癒しがここまで両立できるのかと感心しきりのスタートでした。
■第2回:岡村製油株式会社
2回目は、明治25年創業の岡村製油さん。
ちょうど 明治維新 から20年あまり、文明開化の風が全国に吹き抜けていた時代。
その時代から130年以上
現場に漂う“油の香り”に「おおぉ〜」と声を漏らす一同。
そして見学のクライマックスで案内されたのが…お風呂。
「工場にこんなきれいな浴場ある?」
暖簾は“千と千尋”仕様、雰囲気はまるで油屋。
「となりの会社やし、うちの社員もここで入らせてもらえんかな…?」
揚げ物のプロ直伝!の分厚いカツサンドも最高でした。
■第3回:株式会社ミハナ製作所
3回目は、世界レベルの安全弁メーカー・ミハナ製作所さん。
あの明石海峡大橋にも使われているという話に、「つまり…これがなかったら淡路島には車で行けなかったってこと!?」
工場内は快適な空調、明るくて広い食堂、そして足元ではルンバがご機嫌に走り回り…。
もちろん熱中症対策もばっちり。現場の温湿度管理や動線づくりの細やかさには脱帽でした。
■第4回(最終回):大和板紙株式会社
最終回は、大和板紙がホスト企業として皆さまをお迎えしました。
製紙工場の迫力や、紙が生まれる工程の面白さは、やっぱり実際に見てこそ伝わるもの。
今回の見学でも、「これは現場で見ないと分からない!」という声がたくさん聞かれました。
📅 ちなみに、10月17日には 「クイック工場見学」 も開催予定。
15分でサクッと、紙づくりの現場をのぞけるショートツアーです。
📡 さらに全国どこからでも参加できる オンライン工場見学 も随時実施中!
クイック工場見学・オンライン工場見学の申込はこちらから⇒https://daiwaitagami.com/company/factory-tour/
🌿企業の壁をこえた“本音トーク”が一番の収穫
「うちもこれやってみようかな」「そのやり方、マネしたい!」といった本音の声が自然に飛び交いました。
総務担当同士が同世代も多いということもあって、ちょっとした雑談がそのまま改善ネタになることも。
フォーマルな勉強会とは違う、“生きた知恵の共有”になりました。
💬 さいごに
今回の見学会は、設備の比較でも競争でもなく、
「お互いの現場から、もっと働きやすい環境をつくるためのヒントを持ち帰る」ことが目的でした。
真面目な話もしながら、たまに冗談も飛び交う。
そんな“ちょうどいい距離感”が、柏原の企業連携の強みかもしれません。
見学会にご協力いただいた 柏原市役所産業振興課の皆さま、
柏原商工会の皆さまにも心より感謝申し上げます。
これからも地域の企業同士、そして行政・商工会との連携を大切にしながら、
柏原をもっと元気にしていけたらと思います!