こんにちは、営業部です(第98回 DKクリームソフトA)
ブックデザイナーの谷元将泰さんから、「DKクリームソフトA」に天金加工をした名刺の画像を送っていただきました。
天金加工は東京でも数少ないこの加工を行っている井上紙加工所様によるもの。ナチュラルな紙の風合いと、きらっと光る縁の金色のコントラストがいい感じです。
「板紙は表裏差がリバーシブル感覚で使えるので、装丁の表紙に見返し兼用として使ったりと重宝しています。最近は種類も多くなってきて、大和板紙さんの色ボールシリーズ等はかなり魅力がありますが、『DKクリームソフトA』も一見オーソドックスな印象ながら、オモテ面の淡いクリーム色と裏面の生成色が"元々は白かった紙が年月が経ってこういう色合いになった......"という感じの絶妙な風合いがいいですね。更に天金加工を施す事で名刺の存在感もグッと増しました」(谷元)
この天金加工は本の小口やカード等の断面に箔押し加工する技術で、手帳などでよく見られますが、名刺やカード等単体で使用する場合は厚い紙を使った方が効果が高いそうで、斤量のある板紙にはうってつけの加工といえそうです。
向井